ステーションFは今週木曜日に開設二周年を迎えます。最近では観光スポットにもなり、周りからも賛否両論、様々なコメントを頂いております。このブログをとおして個人的なコメントというよりも一ステーションF利用者としての日々を皆さんに伝えながら、隣人スタートアッパーたちを紹介していきたいと思います。
よく日本から訪ねて来られる方々に「ステーションFの会社リストはありますか?」と聞かることがあります。実はそんなリストは存在しません。というのは、施設のルールにより6か月又は1年で更新、最長2年間までしかいられないのです。つまり、2年で施設を出ていけるような体力をつけられないのであければ、プロジェクトを一度考え直さなければならない、ということです。それだけれはありません、ステーションFはどんどん新しいプロジェクトと古いプロジェクトを入れ替え、エコシステム全体の活気を保つことに細心の注意を払っています。人間でも新陳代謝が大切なのことと同じですよね。
更に中にいるとよく分かりますが、スタートアップの世界では、成功する会社よりも失敗する会社の方が多いのはごく一般的です。しかし、スタートアッパーは失敗したってなんのその、もう一度他のメンバーと組んで新しいビジネスを創り出したりしていきます。「既に二度失敗し、これは私の三番目の会社よ」と誇り顔で語っている先週出会ったサラは典型的な例です。
ここでは日々新しいプロジェクトが生まれ、混ざり合い、修正されていく。大事なのは人と人の出会い、アイディアとアイディアの見つめあい、これこそが私にとってのステーションF、そしてスタートアッパーたちの魅力的な世界なのです。